2022-04-24 14:49:08 +05:30

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追放された貴族が持っていた家宝の銀盃、盃の外側には一族の徽章が刻まれていた。
追放者が一族の顔に泥を塗った後、この自慢の徽章は外される。
今、その朽ちた盃には水も入れられない。
だが追放者は最期の時まで、この盃を持ち続けていた。