2022-04-24 14:49:08 +05:30

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かつてモンドを支配していた旧貴族に使われていた長剣、その材料と細工は極めて凝っている。
よって、長い年月が経った今でも、切れ味はそのまま。
戦いは貴族の責任の一つだった。
領土と民を守るために、平和を壊す魔物と戦う。
しかし記録によると、彼らは最終的に自分の使命を忘れ、人を喰う怪物となっていた。
ある研究によれば、今は西風騎士団に禁じれらた闘技の始まりは、
貴族の間で行われた祈祷であった。
やがてそれは、ローレンスによって権力者の娯楽となった。
最終的に騎士団によって禁じられるも、祈祷文の一部は今も残っている。
「モンドの千風よ、我は友と、同胞と、仇敵と、剣と刃が交差する音を鳴らそう、血と汗を汝に捧げよう」
「進むべき道を導く風よ、我が困窮した時には、前へ進む力を与えたまえ。我が迷った時には、善悪を見分ける知恵を授けたまえ」