2022-04-24 14:49:08 +05:30

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Plaintext

淡くて優雅なピンク色の花、未だに瑞々しい。
本の記載によると今は絶滅品種になっている。
少女が読んだ物語に何度もあったように、
救われた少女とまだ純白であった騎士が、
互いの花と祝福を交換した。
少女の心は通常、花のようにすぐ散っていく。
この花だけが、未だ瑞々しい状態を保っている。
それは彼女の心があの時に止まったから。
少女が初めて彼女の騎士に出会った頃に。