mirror of
https://github.com/Koko-boya/Grasscutter_Resources
synced 2024-01-31 23:23:19 +08:00
26 lines
2.0 KiB
Plaintext
26 lines
2.0 KiB
Plaintext
この手紙を読んでいるということは、私はもう修行の旅に出ているだろう。
|
|
残念ながら、二人に直接謝ることはできないが、あなたの許しを得たい。
|
|
|
|
夢の中で大聖が話しかけてくれ、私は一晩中眠れなかった。どうやって「誓言」を果たすかをずっと考えていた。
|
|
|
|
二人を騙しただけではなく、「信者」の希望まで利用した。
|
|
窮地に陥った人は弱くなって、盲目的に何かを信じようとする。
|
|
私は虚言で虚偽の救済を与えた。だがそれは彼らを自らの願いからかけ離れさせた。
|
|
|
|
あの遠い時代、人々の願いはまだこんな複雑ではなかった。
|
|
あの「降魔大聖」が璃月の全ての願いを背負って、妖魔と戦っていた。
|
|
彼は仮面を被り、「人の願い」がもたらしたがゆえの弱さを隠した。
|
|
|
|
仙人と詐称した私は、いつも仮面を被っていた。
|
|
しかし本当の仙人は、妖魔の前でしか被らない。
|
|
私の仮面が、自身の妖魔に惑わされた心を隠すためにあるというのなら、
|
|
「降魔大聖」の仮面は、彼の人間らしき一面を隠すためだろう。
|
|
彼は鬼神の如き顔を見せ、全ての妖魔を怯えさせた。
|
|
|
|
自分の醜い心に気づいたと同時に、「仙人」の本当の意味を理解した。
|
|
私が旅に出て心身を鍛えるのは贖罪するためではなく、仙人の「信者」になりたいから。
|
|
|
|
今まで騙し取ったお金は、他人に頼んで全部返還した。残った修行に使えないものを二人に受け取ってほしい。
|
|
お爺さんが残してくれた「禁忌滅却の札」を持つ資格は私にはもうないから、これもぜひ受け取ってほしい。
|
|
お二方の願いが叶うよう祈ります。では、またいつかお会いしましょう。
|
|
罪人 平安 |