2022-04-24 14:49:08 +05:30

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五歌仙容彩·翠光編
よばなれて かりほに住みし 身なれども
かかる憂き名に なまわずらはし
緑衣着て 歌仙のうたを 献ずれば
欠きしものあり 翁の秀歌
頭たれ 叩きやうやう おぼゆるを
舌疾に訴ふ かくて言ひけり
あなかしこ 酔ひさまたれし 昨夜のこと
仮寝のわが身 寄るけはいあり
かるが故に さる盗人の 後ろ矢に
御前でかかる 恥をみしかな