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ヴァ二ーラーレと…の助けに感謝する。おかげで…を越えてこの山まで辿り着けた。
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この山は高く険しく、私が名付けるならば、山頂の形にちなんで「とんがり帽子山」にしようと思う。ざっと観察して見たが、東側からロープと杭を使えば登れるだろう。風を利用して、フックをそこに…そして…
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若者は誰も私とこの山に登りたがらなかった。たまに挑戦者が現れても、すぐに年老いた冒険者に追い返される。「悪夢を征服する事は出来ぬ」彼らはそう口を揃えて言うのだ。先人の失敗が彼らの心を削り、軟弱にさせた。だが、私はまだ老いていない。四肢も頭も十分に動く。とんがり帽子山は、私の挑戦を待っている山の一つに過ぎない。
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いい知らせだ。エルリックが私と一緒に山へ登ってくれる。私は一人ではないと信じていた!
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この山を舐めていた。登ってから分かったのだが、道と呼べる物がほとんどない。まるで、精巧に彫られた巨大な石のようだ…一族が用意してくれた食料が山頂までもつといいのだが。
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また怪我を負った。足の傷が特に酷い。左手の二本の指も凍傷にやられたが、幸いにも右手は無事だ。完治に数カ月かかるだろうが、今はまだ諦める時ではない。
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悪い知らせだ。今日エルリックが亡くなった。山の寒さと険しさを耐えるには、彼は年を取りすぎていたのだ…私は彼をささやかな葬式で見送り、彼の好きな酒を一緒に埋めてやった。もう私一人しかいない。吹雪はまだ止まない。氷が山を閉ざしてしまう前に、登らなければ…
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また足を折った。軽い骨折で済んだのが幸いだ。氷を纏った強風に吹き落されたが、私はまだ生きている。私は岩を握りしめ、必死の思いで絶壁を登り、なんとか山を下る道を見つけた…
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もしあの時氷に打ち付けられたり、岩の間に挟まってしまったのなら、危なかっただろう…また傷が開いた。恐らく一年以上は山に登れないな…
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空が青い。ここ数日は吹雪が止んでいる。1羽のハヤブサが山頂よりも高い雲に飛び込んで行くのを見た。私には届かない高さだ。
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ハヤブサのように高い空を飛べたのなら…
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子供のおとぎ話に出てくる、谷間で飛ぶ練習をする鷹の雛のように…
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