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——光り輝く全てのものは——
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「この写真に写っている人達、みんなとても綺麗ね」ヴィーラはエークの箱を持ち上げた。箱の中はアルバムでいっぱいだった。
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「綺麗じゃなければ、記念に写真を残そうだなんて思わないよ」
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エークは何か包み隠すことはしない。彼は千年以上生きている宇宙の賢者だ。女の子が簡単に気付く事も、些細な事で癇癪を起こす事も知っている。エークは決して女の子を騙さない、男性の鑑だ。
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「星の形をしたダイヤを作り出せるのは、星の存在を知ってるからだ」とエークが続ける。「でも、宇宙で光り輝く星達は、誰の所有物でもない。だから、それらを奪う事は出来ないのだよ」
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ヴィーラは意味が分からず「何を言っているの?」と首を傾げる。
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「この場にいないお馬鹿さんに言っているんだよ。気にしないで、人間が若すぎるだけなんだ」
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「君とエークの仲を取り持ってやるよ」と、サッチはアンドロメダ座帝国の姫に向かって大声で言った。
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「は?」
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「僕はヴィーラが好きなんだ。だから——」
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「気持ち悪い。くだらない。耳が汚れるから口を開かないで。ヴィーラはもう余の友達よ。あなたのような意気地なしには渡せないわ」
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「あ、あぁ……」 |