2022-04-24 14:49:08 +05:30

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璃月創立当初、海は巨大な妖怪と魔神の楽園だった。
昔の人は海を恐れながら日々を送った。微力ながらも海と戦っていた。
長い間、巨大すぎる海獣はこの広い海域の王であった。
岩の創造神が作った石クジラと戦っても力は衰えなかった。
あれは璃月の人に「八虬」と呼ばれた魔獣。深海では負け知らず。
海から浮上すると、伴う波は津波のように人の船と家を壊した。
そして岩神は玉石と磯岩を使い、一匹の石鳶を作った。
石鳶は生まれた途端に、大地の束縛から飛び立ち、空を駆け回った。
投げ出した長槍は烈日のように、魔獣と岩クジラの海底の戦場まで貫通した。
そして、二度と浮上することなく、巨獣もろとも深海の底まで沈んだ。
それ以来、璃月の人は海の巨獣の咆哮から解放された。