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——絶雲の間——
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麓で一人の優しい薬採りに出会った。とても痛かったが、彼が手当をしてくれた。彼の話によると、遺跡守衛に遭遇した生存者の中で、私のように「健全」な者はめったにいないらしい。
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元々人の気配の少ない絶雲の間は雲と霧に包まれており、俯瞰してもこの雲海の深さは分からない。石林の奥から妖魔か仙獣の咆哮が聞こえ、聞いているだけで恐怖を覚えた。ここなら良質な琥珀や高い薬草を見つけられるかもしれない。同じ山荘出身の貧しい人間が、薬草の商売で璃月で家を買い、結婚をしたから、この私でも行けるはずだ。
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夕方になると大雨が降ってきた、岩壁が滑り上まで登れない。待ってきたロープと登山用のピッケルもどこかに落としたらしい。変だな、私はこんな忘れっぽい人じゃなかったはず。きっとここの山の妖魔の仕業だ!キツネの可能性も…
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4、5日かけて、やっと良質な薬草が採れた。そろそろ帰るとしよう。実はもうちょっと探索したい気持ちもあったが、ここは本当に怖いところだ。夜の森に入ったら、私の後ろに影がついてきた気配がした。周りの山から聞こえていた何らかの妖魔の咆哮も次第に近くなってきている気がする。
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下山する途中、古い酒瓶を拾った。泉水で洗ってみると、なかなかの良品だ。トントンにあげれば、きっと喜んでくれるだろう。そうだ、これは仙人がくれた宝瓶だと言えばいい。 |