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——軽策荘——
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ドラゴンスパインを離れて、川に入り、荻花がたくさん咲いている砂州を歩く。空を遮るほどの竹林を通過し、私はやっと軽策山に辿り着いた。靴も服も水に浸ったせいでびしょ濡れで、さらに土砂降りの雨に降られて全身ぐしょぐしょだ。幸い、山荘の長老たちがとても友好的で助かった。集会用の部屋で服と靴を乾かしてくれただけでなく、新品の着替えと携行食まで用意してくれた。
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軽策荘にはたくさんの子供がいて、みんな可愛いのだが手を焼く。そして年寄りも結構いる。みんな豊かな生活を送っているのが見て分かった。長老たちの話によると、ここの若者のほとんどが璃月港で働いているそうだ。そして、その多くがそのまま璃月港に居を構え、生計を営み、毎月仕送りを送っている。若者が都市の華やかさや利便性を味わってしまえば、もうここに戻って生活できないのは当然かもしれない。璃月港のおかげで軽策荘の住民の生活は豊かで楽になったが、ここの高齢化に歯止めはきかなそうだ。
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言い伝えによると、「軽策」という言葉は上古の魔獣「螭」に由来するらしい。もちろん、現在の共通語では「螭」と呼んでいるのだが、「軽策」というのは荒れた時代の璃月先住民の発音が元となっている。
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長老曰く、千年前にモラクスが璃月に害をもたらした螭を鎮めたらしい。螭は死後、その肢体が縮こまり頑石となり、その血が碧水に、鱗が棚田に、そしてかつての魔獣の巣穴が今の軽策山となったそうだ。
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けど、ざっと調査してみたところ、ここの山のほとんどは外部の衝撃により砕けた巨岩が元になっている。水元素の魔獣が存在した痕跡も見つからなかった。もしかしたら、螭の骸はとっくに朽ち果たのかもしれない。魔獣が山岳の由来となった話もただの眉唾なのではないかと思う。
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これから絶雲の間の石林にある湖に行ってみる。璃月の伝説によるとそこには迷宮があり、仙人が隠棲しているらしい。運が良ければ会えるかも。 |