1 00:00:02,100 --> 00:00:04,600 むかしむかし あるところに 2 00:00:05,300 --> 00:00:07,125 仲のいい赤鬼と 3 00:00:08,925 --> 00:00:10,900 青鬼が住んでいました 4 00:00:13,450 --> 00:00:17,225 赤鬼は鬼の姿で 人のように優しく 5 00:00:18,775 --> 00:00:22,700 青鬼は人の姿で 鬼のように独りぼっち 6 00:00:24,800 --> 00:00:28,350 赤鬼は人と友達になりたいと思っていました 7 00:00:29,225 --> 00:00:32,700 しかし人々は鬼を恐れ 豆をまき 8 00:00:32,700 --> 00:00:34,525 近寄るのを嫌がりました 9 00:00:37,900 --> 00:00:41,700 そこで青鬼は ある策を赤鬼に話します 10 00:00:41,775 --> 00:00:43,450 「僕が村を荒らして」 11 00:00:43,525 --> 00:00:45,225 「赤が僕をやっつけるんだ」 12 00:00:45,350 --> 00:00:47,725 「そうすればみんな赤を受け入れてくれる」 13 00:00:48,475 --> 00:00:49,400 そうして 14 00:00:49,475 --> 00:00:51,600 青鬼を退治した赤鬼は 15 00:00:52,425 --> 00:00:54,500 その優しさと勇気から 16 00:00:57,225 --> 00:00:59,825 皆に受け入れられるようになりました 17 00:01:01,850 --> 00:01:05,500 赤鬼がこの知らせを青鬼に伝えようとすると 18 00:01:06,100 --> 00:01:08,125 青鬼は手紙を残して 19 00:01:08,225 --> 00:01:10,175 姿を消していました 20 00:01:10,625 --> 00:01:12,231 「僕は旅に出る」 21 00:01:12,525 --> 00:01:13,950 「僕を探さないで」 22 00:01:14,025 --> 00:01:16,575 「じゃないと君まで悪い子だと思われちゃう」 23 00:01:17,375 --> 00:01:18,375 「大丈夫」 24 00:01:18,625 --> 00:01:20,225 「離れ離れになっても」 25 00:01:20,300 --> 00:01:22,125 「僕たちは友達だ」