1 00:00:01,075 --> 00:00:04,050 仙人の中 麒麟は仁獣だ 2 00:00:04,650 --> 00:00:07,225 甘露を飲み 嘉禾を食す 3 00:00:08,200 --> 00:00:11,850 だが 絶雲の間の仙山と仙境は 4 00:00:12,375 --> 00:00:14,775 あの子の「人間」の部分にとっては 5 00:00:14,950 --> 00:00:16,800 寂しすぎるのかも知れぬ 6 00:00:17,725 --> 00:00:18,800 昨夜 7 00:00:18,800 --> 00:00:21,500 甘雨が月光に照らされた崖で一人 8 00:00:21,600 --> 00:00:24,000 山々を眺めていたのを見た 9 00:00:25,850 --> 00:00:27,625 限りのない雲海は 10 00:00:27,825 --> 00:00:30,175 あの子を覆い隠すようだった 11 00:00:31,250 --> 00:00:33,000 あの子は孤独だった 12 00:00:33,600 --> 00:00:34,475 だから 13 00:00:34,475 --> 00:00:37,550 俗世に帰るよう説得しようとしたのだが 14 00:00:38,625 --> 00:00:39,525 その時 15 00:00:40,450 --> 00:00:42,750 こんな言葉が聞こえてきたのだ 16 00:00:44,325 --> 00:00:45,725 璃月港は 17 00:00:46,475 --> 00:00:48,425 絶雲の間よりも孤独です 18 00:00:49,950 --> 00:00:52,375 絶雲の間で雲を眺めるのは 19 00:00:53,275 --> 00:00:55,650 一人でいることに対する孤独です 20 00:00:56,775 --> 00:00:57,825 でも 21 00:00:57,825 --> 00:01:00,700 璃月の人混みの中で感じるのは 22 00:01:01,625 --> 00:01:04,350 「人ではない者」の孤独です...