東にある海を一望できる崖で、古の住民は時の神と風の神を共に祭った。 「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。 この弓は開拓を語るもの。その難しさを示す。 もともと引けない弓だったが、時の風で強靭さと柔軟さを両立させた。 この弓はかつて誇り高いローレンス一族が所有していた。 遠い昔、彼らは雪の中に道を拓く勇者を演じた。 祭祀演劇の第1章は開拓者が力と知恵で大地を征服することを描いた。 長い歴史の中、たとえ祭祀自体がなくなっても、彼らはそう演じ続けた。 しかし、その信念は歪んでいった。結局彼らは自分を征服者、王者だと考えた。 歪んだ道を歩んだ末、彼らはモンドの風の寵愛を失った。