幼いエレンドリンは北風騎士レイヴンウッドの剣の模造品を手に持ち、想像の中のモンド旧貴族へ突撃した。その時、まさか自分が将来、世界に名を轟かせるとは思ってもいなかった。幼い頃、剣術の真似事をしたルースタンが自分の右腕となり、モンドの民に23年を捧げた末に殉職するとも思っていなかった。 今、「光の獅子」が持っていた模造品は、別の若者の手へと渡った。 この神秘的で偉大な宿命は、どのように伝承されていくのだろうか。