東にある海を一望できる崖で、古の住民は時の神と風の神を共に祭った。 「風が物語の種をもたらし、時間がそれを芽生えさせる」という思想が、度々両者を混同させた。 この剣は護りの力と勇気を語るもの。 もともと刃がついていない道具用の剣だったが、風の中で真剣のように鋭くなっていった。 かつては穏やかなグンヒルド一族が所持していた。 祭祀では、彼らは守護者を演じる。 時の風への祭祀は三つの幕に分けられている。 終幕の内容は、守護者が命と自由を護る物語である。 祭祀の慣習と歴史は失われたが、 グンヒルド一族は守護者を続けている。