崖で彫られた日時計は、 黙って光と時間を追う。 いくら硬い岩であろうと、結局時間の流れで崩壊し、砂になってしまう。 伝説によるば、岩君は星を時計に作り、先祖たちに時間の大切を教えた。 時間が経ち、日時計は人間界に流れ込み、まだ書生であったクオンの手に入った。 「少年は幼い時から学問を学び、スメールへ辿り着くことを願った」 「偶然に時計を手に入れ、その精密さに驚き、毎日手放さなかった」 「少年は遂に師と分かれ、時計の主に挑むため、匠の道を選んだ」