濃い目の薬湯はもう乾いたが、苦い臭みは消えない。 放浪医はこの苦すぎる薬湯でたくさんの患者を救った。 しかし彼女自身が病気になった時、彼女を診たのはかまどに置いてある薬壺だけだった。