時計針の音、蠟燭の光、そして案件の巻物。 月の下の人影、剣と黒いマント。 これらすべて守護者が傍にするものであった。 しかし何をしても、彼にとって時間は短く感じるだけだった。 朗らかな上司は彼の無口とつまらなさを鼻で笑った。 守護者に過去なんてない。彼が目にするのは現在と未来のみ。 彼の目標はただ一つ。それはどんな手を使ってでも、悪を追い払っい、 親友と上司が愛する地の平和を守ることだ。 彼が世界のことを忘れるのは、 昼の広場で少女を見つめる時だけだった。 自分にも「未来」なんてあるのか…