暗闇の呪いが涌きこみ、災いが大地に侵入した時、 遠征の騎士は恐怖に立ち向かい、北地の氷川のように故郷を守った。 剣身は光り輝き、敵の黒い血は雨のように降り落ちた。 やがて勇者は故郷に戻った。けれど友はもういない。 変わらないのは、昔にもらった小さい砂時計。