——歴史の神—— 璃月港で歴史の研究をする学者たちは、璃月港を片手間に築いた岩王帝君を「歴史の神」として敬っている。「百年老舗」と自称する料理屋は「岩王帝君がかつてうちにいらっしゃったよ、うちの料理にコメントしてくれた」と自慢し、長い歴史を持っていることを証明する。 だが、もし子供に岩王帝君がどれくらい生きているのかと聞かれると、大人たちはこう答えることしかできない。 「とても長くだね……うん、とても長く…」