休暇記録 ジュラバドの労働者を募集する。 勝利の霊のパーヴェズラヴァンの命令を承り、アフマルの恩恵を浴び、ここにて極悪人が悪事を働くことを防げる砦を建造する。 労働者が衣食、保険を自己負担できるよう、報酬が手厚いこと、供給と流通が順調であることを保障すべきである。 労災、紛争、事故の後処理及び体罰による訴訟問題を解決できるよう、法律学者、兵士及び医師がそれぞれの職位に就くことを保障すべきである。 労働者が外部の庶務に困らないよう、工事現場での店舗、宿舎、病院、酒屋、墓地等の設立を保障すべきである。 労働報酬は期限の記された葦紙を証明に清算し、支給遅れはあってはならない。 最も強力な人を遣わし、砦に高い壁を築かせる。 最も器用な人を遣わし、砦に深い罠を掘らせる。 最も知恵ある人を遣わし、来る敵たちのために高い塔を用意させる。 最も拘りのある人を遣わし、来る勇士たちのために刀と槍を鍛造させる。 初めての土を掘り起こす時から、最後の剣を鍛造し終えるまで、二十日以上の時間をかけてはならない。 砂のように舞い散る噂はジュラバドに響き渡り、黄銅の面をした狡猾な者は秘められしオアシスで共犯者を召集し、パーヴェズラヴァンへ愚かな戦いを挑もうと企んでいる。 狡猾な者は黄砂と太陽を寇讎にし、七日ごとに共犯者を召集している。慎重に防備すべきである。 怠惰の理由をここに刻む。 これらの荒唐無稽な行為を、百世万世後の人に知らしめるために。 最も怠惰な人を警醒させ、労働が自由の根本であることを認識させるために。 …… 二日目 三人が飛び散る砂を吸い込み、むせたため、一日休暇。 …… 九日目 十人が太陽の光でやけどしたため、一日休暇。 …… 十六日目 十二人が飛び散る砂を吸い込み、むせたため、一日休暇。