夕暮れの実から抽出した酸性の栄養物質を、肝油からの抽出物と混ぜ合わせて精製すると、微量の白い霜のような物質を得られる。 それを摂取させられたイノシシは1週間後、皮膚や粘膜が次々と壊れて腐食したために呼吸不全に陥り、やがて死に至った。 夕暮れの実を濃縮果汁に、肝油を高濃度の肝油膠嚢に置き換え、二つの混合物を繰り返して精製すると、大量の白い霜のような物質を得られた。 この量の物質をイノシシに与えると、死亡までの時間が数時間に短縮された。 致死量解析の詳細については裏面に添付する。 研究者——城山