あなたがこの瓶を手に取ったということは、私はもうこの世にいないのかもしれません。 あの海賊たちには何らかの手段があって、私を璃月まで運んでくれるのではと思ったのです。それでわざわざ彼らの船に乗り込んだのですが、まさか… はぁ、仕方ありません。これもきっと運命なのでしょう。 稲妻へ来る前に、一人暮らしの母が盗賊に襲われた時のことを考えて、長年蓄えていた金券を地図に記された場所に埋めておきました。あなたにそれを掘り起こしていただき、銀行でモラに引き換えてほしいのです。そのお金は自由に使っていただいて構いません。ただ、私の母の生活費を少し残しておいていただけないでしょうか。母の名前は源琴美、帰離原に住んでいます。どうか、よろしくお願いいたします。 母よ、すまない…母の故郷で緋櫻毬を見つけたが、残念ながらそれを届けられそうにない。